No.714 共有

先日、私が所属する名古屋市南区倫理法人会の有志が企画してくれた「ビジネス情報共有会」というイベントに参加してきました。

これは、週1回のモーニングセミナーや各種研修を通じて互いの顔はわかっているものの、「どういう仕事をしているか知らない人が多い」という会員からの感想を受け、「もっとお互いのことを知りたい」という要望をかなえるために企画してくれたものです。

定員は30名。まずは一人ひとりが1分程度の自己紹介。その後、2名の代表者による10分間の全体へのプレゼンテーション。そして、隣の人とそれぞれ5分間のプレゼンテーションを行う、というものです。終了後には、懇親会が開催され、疑問に思ったことや不明点などの解消や、具体的な商談の場になったようです。

私自身、会長として参加企業の業種くらいは知ってはいましたが、具体的な業務の内容までは深堀できておらず、「そういう仕事だったんだ」などと驚くこともありつつ、メンバーのことをより一層知ることができました。

また、その場で商談が決まったり、互いの知人を紹介し合う約束がなされたりと、実際の成果にも結び付いたようで、とても充実した時間となりました。

最後に、私から以下の話をさせていただきました。

「会社の使命は、社会貢献をすることです。中でも大切なのは、国家・民族の健全なる幸福の実現に貢献することであり、そのためにも目の前のお客様に対して、自分たちがもつ優れた個性を精一杯発揮して、お役に立つ商品やサービスを提供することが大切です。常にお客様の喜びや満足を意識し、自分たちの商品・サービスを磨き続け、求められる会社になっていきましょう。」

私たちが目指したいのは、「儲ける経営」ではなく「儲かる経営」です。自分たちの経営の仕方、商売の在り方が正しければ、自ずと儲かるようになるものです。

しかしながら、いかに正しいことができていたとしても、それが伝わらなければ意味がありません。今回の取り組みを通じて、情報を共有する意義と価値を十二分に確認させていただきました。

みなさんも、このような機会に大いに参加し、自らの使命を確認する機会にしていただければと思います。