No.719 お盆

先週は、義父の初盆法要に同席してきました。

また、北九州から帰って来た翌日には、火事の中、祖父母の位牌を何とか救い出し、その後預かってもくれている叔父の家にて読経をさせていただきました。

いずれもその後、体温を上回る炎天下の中、お墓参りに行って来ました。

本来であれば、毎日でもさせていただかなければなりませんが、物理的に困難で、それはなかなかかないません。

一応、毎日自宅にて勤行を上げさせてはいただいていますが、やはり身を運ぶと心の有り様が違います。特に家内の実家には、年1回ほどしか行けませんから、なおさらです。お盆という機会をいただいて、お参りさせていただくことができたことをありがたく、そして嬉しく思います。

お墓参りは、もちろん故人の供養も目的の一つですが、お参りさせていただく者にとっては、ご先祖様への感謝を伝える、とても大切な機会です。

ご先祖様がいなければ、私たちはこの世に存在しません。その上、代々の親が子を、子が孫を、大切に育ててくれていなければ、やはり私たちは存在しません。代々に亘って大切に生み育ててくださったから、今の私がいるのです。

さらには、自分の子がかわいいように、自分の子の幸せを心から願うように、やはりご先祖の方々は、私をかわいく思い、幸せを願ってくれています。いくら感謝しても感謝し尽くすことなどできないのです。

その気持ちを表す絶好の機会を、人として、これからも大切にしていきたいと思います。